2018年2月25日日曜日

Le vin de mer et de soleil

翌日23日に向かったのは地中海に浮かんでいるような場所ルカート(Leucate)にある蔵元です。VINISUDで掘り出した蔵元で試飲をした瞬間に訪問を決めました。親子2代でやっていて歴史はありませんが造り手の独特な感性と特別なテロワールが作り出す味わいにとても惹かれました。

このエリアはラングドックでも最も古いアペラシオンとして制定されたフィトゥー(Fotou)に属します。アペラシオンの制定アリアは2箇所に別れ、山沿いの「フィトゥー・モンターニュ」と今回訪問した海側の「フィトゥー・マリティム」です。

フィトゥー・マリティムの中心の村、ルカートを中心に東側一体に畑が存在しファレーズと呼ばれるエリアからは畑越しに地中海が見える絶景です。このエリアはコンサバトリー欧州委員会、自然保護区ネットワーク「ナチュラ2000」 http://www.natura.org/に指定され動植物、海洋環境の保護、管理を目的とした自然保護区となっています。

ファレーズの畑からの景色
ドメーヌ所有の畑をいくつか見せてもらいました。畑に入るとその海風の強さを実感します。葡萄の樹はどれも樹齢が古く平均で30年を超えています。この葡萄を使いさらに収穫量をかなり絞り込んでいるために質の向上につながっています。蔵の作るワインの中では15hl/hlまで絞り込んだものもあります。量より質を重視している証です。

区画は全部で15箇所ありますが時間の関係で今回全て見ることはできませんでしたが主要な畑をしっかりと見ることができました。実際に畑を見て実感しますが良いワイン作る蔵は間違いなく畑がきれいです。とてもナチュラルで土も柔らかです。ワインの場合原材料は葡萄のみですから良い原材料を得るためにはそれを育む畑が大事なことは言うまでもありません。

2017年のワイン
VINISUDで飲めなかった熟成中の2017年をタンクから直接試飲しました。まだアッサンブラージュ前のもので品種ごとに試飲です。この蔵のワインは水々しくフレッシュ感があります。どの品種も特徴を感じながら果実味の豊富さがあります。蔵のスタイルなのでしょうね。

充実しながらフレッシュ感も得るために完熟する前の絶好のタイミングで収穫していると言ってましたがまさにそれが見事に味わいに反映されています。飲んでいてもフレッシュ感の中にも充実した旨味と溢れる芳香がありグラスに何度も何度も鼻を近づけたくなります。いつも思いますが旨いワインを試飲してるときに思いっきり飲み込みたくなる衝動にかられます。運転さえなければな〜

ここのワインも今年のラインナップに加える予定でいます。そうですね夏から秋にかけてが一番楽しめるでしょうか!ご期待下さいませ!

海が綺麗です。
こんな素敵なロケーションにあるレストラン!


滞在も残り少なくなってきました。引き続き気を引き締め極上ワインを探しもとめたいと思います。みなさま bon week-end !



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